さわさわブログ

石川県出身の社会人一年目になる22歳

日経新聞4/17 について書いた件

今日ぼくが気になった日経新聞の記事は「三井住友銀行 年功脱却」です。


この記事が気になったのは、ぼくが金融機関に勤めているということといままでの銀行業界の人事制度として大きな改革と言えるインパクトがあったからです。


これまで都市銀行地方銀行問わず、銀行業界は根強い年功序列式の人事制度がとられていました。決まった年齢になると役職が与えられ、50歳を過ぎると関連会社に出向、転籍というのが典型的な銀行員の流れでした。しかし昨今、マイナス金利やAIの普及で銀行業界が大きな転換期を迎えているということはニュースでもよく耳にするのではないでしょうか。


この記事の概要は、三井住友銀行が最短8年目で管理職に登用したり、定年を60歳から65歳に延ばし、51歳以降の給与水準を引き上げるというものです。

この人事制度の見直しのメリットは2つあります。1つ目は若手行員のモチベーションの向上です。かつての人事制度から考えると、今回の見直しにより、若手行員は能力次第ではさらなるステップアップ、給与の増加が見込めるため、稼ぎたい若手にとってはおいしい話ではないでしょうか。

2つ目は多様な人材の確保です。記事には副業解禁や希望する勤務地での生活も挙げられています。つまり、価値観や考え方が様々な人材が1つの組織に存在することとなり、柔軟な組織になっていく可能性が高まります。


必ずしも年功序列がいいだとか成果主義がすべてとは思いません。その組織、働く人にとってベストな働き方は変わってきます。しかし、企業が生き残っていくためには絶えず変化に対応していける働き方を試行錯誤繰り返していくことが大切です。